1. ホーム
  2. 浄土真宗の教え

浄土真宗の教え

❁御本尊 阿弥陀如来

浄土真宗(真宗大谷派)のご本尊は、
「阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)」です。
「阿弥陀如来の本願」を信じ、一心一向に「念仏」を
申す者は、一切衆生を必ず救済すると誓われた仏さまです。
その智慧と慈悲のはたらきが、尊い姿となって表れ
「南無阿弥陀仏」という言葉にまでなって下さっています。

御本尊 阿弥陀如来(あみだにょらい)

 

正依の経典 『佛説無量寿経(大経)』
『佛説観無量寿経(観経)』
『佛説阿弥陀経(小経)』

浄土真宗(真宗大谷派)の依りどころとする経典は、
「浄土三部経」です。
この「浄土三部経」とは、『佛説無量寿経』・『佛説観無量寿経』・『佛説阿弥陀経』の「お経」を指します。
これらの経典には、阿弥陀如来が誓われた「念仏往生」によって、一切衆生が等しく救われる道が説かれています。

正依の経典

 

宗祖 親鸞聖人
〈1173年(承安3年)~1262年(弘長2年)〉

宗祖である親鸞聖人は、9歳で出家得度され、比叡山での修学を経て、29歳の時、法然上人と出遇われました。
「ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべし」という「よきひと」法然上人の仰せにうなずかれ、親鸞一人が救われるべき道である「本願念仏の教え」に帰依されたのです。そして、自己というものを徹底して深く見つめ、「煩悩具足の凡夫」が共に生きる世界に目覚められました。それが、「御同朋・御同行」という精神であり、すべての人びとを同じ「いのち」を生きる人間として見出された深い自覚道でありました。1262年(弘長2年)11月28日、ついに念仏の息絶え、お浄土に還帰されました。その90年というご生涯は、「愚禿釈親鸞」という一人の沙弥として生き、「ただ念仏」に生きられた「求道者」でありました。

 

 

宗祖の主著
『顕浄土真実教行証文証(教行信証)』

この『教行信証』とは、親鸞聖人が著された浄土真宗の
「根本聖典」です。救主・阿弥陀如来、教主・釈迦牟尼如来の「二尊の教え」に信順し、そして、三国七高僧(龍樹菩薩・天親菩薩・曇鸞大師・道綽禅師・善導大師・源信僧都・源空上人)によって伝承された「本願念仏」こそが、
「浄土の真実なる仏道」であることを顕かにされた書物なのです。この『教行信証』の「行巻」の末に、私たち真宗門徒が親しんでいる『正信念仏偈(正信偈)』が収められています。

正信偈

「帰命無量寿如来(無量寿如来に帰命し)
南無不可思議光(不可思議光に南無したてまつる)」
(『正信偈』)

 

宗派名 真宗大谷派

宗派名は、「真宗大谷派」です。浄土真宗には十派の教団があり、その中のひとつです。通称「東本願寺」と呼ばれていますが、1881年(明治14年)に正式に「真宗大谷派」と改称します。これは、「浄土」を「真実」の依りどころ(宗)とする教えであり、苦悩に生きる凡夫の依るべき「仏道」であることの宣言なのです。

 

本山 真宗本廟(京都・東本願寺)

私たち真宗門徒のご本山の正式名称は、
「真宗本廟(しんしゅうほんびょう)」であり、
京都駅前の烏丸七条にございます。

 

真宗本廟 所在地
〒600-8505 京都市下京区烏丸七条上ル
TEL(代表)075-371-9181
公式ホームページ http://www.higashihonganji.or.jp/